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藤浪投手の様な速いボールを投げるには?フォームやトレーニングを紹介!

今日(2020年10月13日)に藤浪投手が阪神球団最速タイとなる161Km/hのフォーシームを投げた。私も高校生まで野球をやっていましたが161Km/hのフォーシームを投げられてバットに当てる自信は全くありません。笑(当然ですが….)

そこで速いボールを投げたいと思っている方にボールが速くなるようにするトレーニングと基本的なフォームを一緒に考えていきたいと思います。

 

トレーニングでの注意点

トレーニング方法としては速いボールを投げたときに耐えうる筋肉の習得とボールを速くするための筋肉の両方を獲得しなければいけません。そのため、まずはしっかりとした筋肉の獲得を目指していきたいと思います。

持論ではありますが小学生の皆さんは無理をしてトレーニングをするよりもまずは野球そもそもを楽しくやるという方を選んでもらいたいです。

なぜか、それは小学生のうちから筋力トレーニングをすると筋肉が大きくなってしまい、骨が成長しようとするのを邪魔してしまい、関節などに負担が大きくなり痛めてしまう可能性が高いからです。

なので、小学生のトレーニングをやるとしたら、身体の使い方を覚えたりするためのトレーニングのアジリティー系のトレーニングをゲーム形式で行うのがおすすめです。(これについては別で載せていきたいと思います。)

 

野球における肩関節の重要な筋肉

肩関節を守るために回旋筋腱板(ローテーターカフ)と呼ばれる肩関節のインナーを鍛えることが重要です。

野球で必要な肩関節のインナー➀棘上筋➁棘下筋➂小円筋④肩甲下筋⑤上腕三頭筋長頭になります。

肩関節周囲筋として大事になってくるのが➀僧帽筋下部➁前鋸筋➂広背筋になります。

鍛え方については色々な方法があります。ですが、基本的には競技動作に合わせた形での鍛え方の方が一番いいです。理由としては、どれだけ単発の筋肉をめいいっぱい鍛えたとしてもそれを競技の動作で使えなければ意味がないからです。

ですが最初はまずここの筋力をあげてから関節内での連動性を高めていきましょう!

 

回旋筋腱板の鍛え方

➀棘上筋の鍛え方

➀利き肩の方を上にして体が地面と90度になるように横向きに寝る
➁腕を身体の横に置き、小指を天井に向けてセットする
➂腕の向きを保ったまま肩が90°になるまで上げる
※肩甲骨が上下しないようにする
肩関節の付け根にチューブを巻く

➁棘下筋の鍛え方

➀座った状態から腕を掌を下に向けて横90°に開く
➁腕を90°に開いた状態から斜め上後ろに持っていく
※体が開かないように注意する
肩関節の付け根にチューブを巻く

➂小円筋の鍛え方

➀うつ伏せに寝た状態から肘を90°にして前にセットする
➁掌を前に向けた状態を保ったまま外に手を動かす
手にチューブを持つ

➃肩甲下筋の鍛え方

➀仰向けに寝た状態から肩を90°に開き肘を90°にして掌を天井にむけてセットする
➁その位置で手の甲の方向にドアをノックするように細かく動かす
※肘が上下しないように注意する
肩関節の付け根にチューブを巻く

⑤上腕三頭筋の鍛え方

➀立った状態で腕をリリースポイントより少し高い位置まで上げる
➁肘をめいいっぱいまげた状態から腕を伸ばす
※肘が前後左右に動かないように固定する
足でチューブを固定して手に持つ

なお、➀~➄のトレーニングはチューブで行うとより効果的です。

これが回旋筋腱板の鍛え方になります。

 

次回肩関節周囲筋で大事な筋肉の鍛え方を紹介します。